動画解説
アキレス腱MRI診療の様子
院長がアキレス腱のMRI画像を確認しながら診療を行っている様子です。MRI画像では、左右のアキレス腱を同時に撮影し、健側(正常側)と患側(症状のある側)の腱の信号・形状・太さ・連続性を比較しながら判断します。断裂・炎症・変性・周囲組織の状態など複数の所見を複合的に評価することで、より正確な診断と治療方針の決定に役立てています。
※ 動画は医療情報の提供を目的としています。診断・治療は必ず医師にご相談ください。
こんな症状はありませんか?
踵・ふくらはぎ下部が痛い
アキレス腱炎・腱症・付着部炎など
歩くと痛い・びっこを引く
アキレス腱断裂・重症腱炎など
走れない・つま先立ちができない
アキレス腱断裂・重度の腱炎など
腱が腫れている・太くなっている
腱症・周囲炎・部分断裂など
踏み込んだとき「バチッ」と音がした
アキレス腱断裂の可能性が高い
朝起きたとき・動き始めに痛い
アキレス腱炎・付着部炎など
スポーツ後に痛みが残る
オーバーユースによる腱症・炎症など
踵の後ろが硬くなってきた
Haglund変形・腱の肥厚など
「バチッ」という音とともに歩けなくなった場合は、アキレス腱完全断裂の可能性があります。早急に受診してください。
アキレス腱の主な疾患
アキレス腱断裂
スポーツ中や段差で強く踏み込んだ際に発生します。「バチッ」という音や感覚とともに歩行困難になります。MRIで断裂部位・範囲・程度を精密に確認し、手術または保存療法の方針を決定します。
アキレス腱炎(腱症)
オーバーユース(使いすぎ)や準備運動不足などが原因で腱に炎症が起こります。MRI・超音波で腱の肥厚・変性の程度を確認し、安静・物理療法・注射などで対応します。
アキレス腱周囲炎
腱を包む腱鞘や周囲組織に炎症が生じます。腱自体は正常な場合もあります。MRIで周囲組織の炎症状態を確認できます。
付着部症(Haglund変形など)
アキレス腱が踵骨に付着する部位で炎症・変性が起こります。踵の後面の痛みや隆起が特徴で、画像診断が重要です。
部分断裂・腱の変性
完全断裂に至らない部分的な断裂や慢性変性はレントゲンでは確認できません。MRIが診断に必須です。
MRIでわかること
アキレス腱の診断にMRIは非常に有用です。レントゲンでは骨しか確認できませんが、 MRIでは腱・軟部組織を詳しく描出できます。
- 腱の断裂部位・範囲・完全/部分断裂の判定
- 腱の変性・肥厚・炎症の程度
- 腱周囲の炎症・浮腫
- 踵骨付着部の状態(Haglund変形など)
- 手術・保存療法の適応判断に必要な情報の取得
※当院は1.5テスラ高磁場MRIを導入。診察当日にMRI検査が可能な場合があります(予約状況による)。
診察の流れ
問診・身体診察
受傷の経緯・症状の経過・Thompson testなど理学所見を確認します。
画像検査(レントゲン・MRI)
必要に応じてレントゲン・MRIで腱の状態を詳しく確認します。
診断・治療方針の説明
MRI画像を見ながら病状をわかりやすくご説明。手術・保存療法の選択肢をご提案します。
治療開始または紹介
保存療法(装具固定・薬物療法・物理療法)または手術が必要な場合は連携病院へご紹介します。